poco a poco 7月号

2023年07月02日 08:03

梅雨明け…したのでしょうか…
蒸し蒸し暑い暑い夏がやってきました。

土曜日のレッスンは、学校があったり、行事があったりでいつもどなたかお休みがいて、その時間を休憩としているのですが、昨日はグループレッスンのメンバーも合わせて全員出席!!
うれしい悲鳴で、昨日はヘトヘトでした😵

でも、6月の終わりに渡した発表会の曲を、お家で頑張って練習してきてくれたお友達続出!!
まだピアノ初めて数ヶ月、右手の音の読み方しか教えていないのに、左手も自分で譜読みをし、両手で最後まで仕上げてくる!と言う頑張りに、感激の1日でした👀✨

子供たちの吸収スピード、本当にすごいです✨

今月のpoco a poco🌱
私のピアノとの出会いについて書かせていただきました。
恥晒しのようですが、振り返るとなかなか面白いです。
お時間のある時によかったら読んでみてください。

♪「燦々」

YouTubeで「赤ちゃん泣き止む」と検索すると、さまざまな曲や動画が上がってきます。
五感の中で一番発達していると言われる聴覚の刺激により、気を逸らせたり、紛らわせたりされるのでしょう。

息子の0歳の時のお気に入りは三浦大地さんの歌う「燦々」でした。朝ドラを見る習慣のある我が家は毎朝この音楽が流れました。すると泣いていたとしても前奏部分でパッと泣き止むのです。それからというもの、寝かしつけの時はいつも「燦々」を子守唄にしていました。

現在1歳半のボクですが、6月の終わりにRSウィルスという夏の風邪に罹り、不機嫌な数日を過ごしていました。何をしても泣き止まない時「燦々」のことをふっと思い出しました。久しぶりに音楽をかけると気持ちが落ち着き、眠りに入ってくれました。

お子さんがぐずった時や、自分が眠れない時、ぜひ聴いてみてください。三浦大地さんの声と音楽が「大丈夫」とそっと包み込んでくれます。

♪私とピアノ 出会いから中断期まで  

今月は、恥晒しのようですが私自身のお話を書かせていただきます。

私とピアノとの出会いは年中の頃。年中になると全員がピアノを習うという不思議な幼稚園でした。「音楽の日」というのが週に1日あり、その日はクラスでのソルフェージュのレッスンとピアノの個人レッスンがありました。ソルフェージュでは、音符の書き方や読み方を習い、みんなで簡単な旋律譜を見て歌ったり、リズム打ちをしたり。母曰く、ひらがなより先にト音記号の「ドレミ」が読めるようなったらしいです。個人レッスンは、ピアノの先生が何人かいらっしゃり、一人15分か20分か、個室でレッスンをしてくださいました。小さな頃から教会で音楽に触れ、歌を歌うことが大好きだった私は、幼稚園でのピアノは楽しい時間だったと記憶しています。楽しいと進度も速く「バイエル上・下」という教本を使用していたのですが、年中・年長の2年間で、下巻の終わりの方まで弾けていたようです。ピアノを教える立場になってみて思うと、2年間でバイエルほぼ終わらすって…どんな教え方したの!!とびっくりする速さです。

小学校に上がる時、近所のピアノ教室を探し、新しい先生に習い始めました。残っていたバイエルが終わると、「ツェルニー」という練習曲集が始まりました。幼稚園でやっていた頃は、先をやっている子がいて、「次にこんな曲が待っている」とレッスン室から漏れてくる音で、大体の曲のイメージができていたのですが、そこからは曲のイメージも何もなく、自分で譜読みしなければならなくなってしまったのです。ピアノは、弾けるようになってしまえば楽しいのですが、譜読み・練習は本当にしんどく、次々とくださる新しい曲たちといつも格闘していました。また、大変熱心で、厳しい先生だったため、練習してレッスンへ持っていってもバンバンダメ出しされ、怒られ、いつも泣かされていました。自分で言うのも烏滸がましいですが、家でも学校でも長女でしっかりもの?で通っていた私が、あの頃怒られたのは、ピアノの先生だけだったと思います。それでも小学生の間は、なんとか辞めずに、発表会・コンクール・学校の合唱伴奏…などなど色んな発表の場にも挑戦し、ピアノライフを送ってきました。ここまでの間に、「ピアノの基礎」と言う部分はある程度構築されていたのかと思います。ああ…将来ピアノを教えることになるんだから…真面目に続けていればもっと上手になっていたのに…

そんな中、小学校5年生の鑑賞教室で劇団四季の「夢から覚めた夢」と言うミュージカルと出会いました。そこからミュージカルにどハマり。お小遣いを貯めてミュージカルを見にいったり、CDを買って繰り返しきいて歌を覚えたり…

ちょうどその頃テレビでは「モーニング娘。」がデビュー。オーディション番組で自分と同じ世代の女の子たちが、エンターテイメントの世界で活躍する姿を目にするようになりました。そして、いつか私もあちら側の世界に行ってみたい…と淡い夢を持つようになりました。

が、中学へ進学。
仲の良いお友達がバスケ部に入ると言うので、金魚の糞のようにくっついて私も入部。舞台への憧れはどこへやら、バスケバスケバスケの毎日になってしまいました。当然ピアノを練習する時間も無くなり、ここで音楽の世界と分断される数年間がやってきてしまいました。体力と根性はついたので、バスケをやってよかったとは思いますが、この数年間が、今思うと本当に悔やまれます。忙しいからやめようかな〜と思っている方へ、月に1回しかレッスンに来れなくても、先生の所でしか弾かなくても、嫌いじゃなければぜひ続けてくださいね〜 

続きはまた次号で

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