poco a poco 8月号

2023年08月01日 12:10

連日、猛暑がつづいていますが
8月の始まりはいつもよりは少し涼しめ
台風の影響で変わりやすいお天気です。

この文章を書いている今、まさに
雷ピカピカ⚡️雨ザーザー☔️

ここのところまとまった雨がなかったので、
恵の雨です🌱

朝の散歩

度々登場する我が家の息子、この子は本当に毎日早起きで早いと4時半、遅くとも5時半には起床します。私の寝ている横でちょこんと座ったかと思うと、ベットから自分で降りて、寝室の扉を開けろ!!とすごい剣幕で呼ばれ、渋々起きる毎日。

朝食をさっと食べると、電車や新幹線で遊び、「おかあさんといっしょ」の録画を鑑賞。そして、玄関を指差し「散歩に連れて行け!」と指示が飛んできます。靴下と靴を履かせ、ベビーカーに乗せると、満足顔。日課となってしまった朝の散歩が始まります。眠いは眠いのですが、夏の朝の街は、なかなか気持ちの良いものです。 

日がまだ低いので、日陰が多く、猛暑の日でもまだそこまで暑くありません。ランニングする人、犬の散歩をする人、道の掃除をする人…朝から色んな人が活動しています。朝から活動する人々の顔は、みんな晴れやかで、活力が溢れているように感じます。

この朝習慣、なければないに越したことはないのですが、こんな時期も今だけかな…と今日も散歩に出る毎日です。

私とピアノ 再開・受験

前回は中学生までのピアノ遍歴について書いていましたが、今回は、音大を受験のために再開したあたりから書いてみたいと思います。そもそも、なぜ音大を受験しようと思ったのか。これは、小学校の頃に夢に見た舞台への憧れが影響しています。今後の進路を考えた時、子供も好きだったので「保育士の資格を取る」か「歌のおねえさんを目指す」かの2択を頭に描いていました。無謀にも「歌のおねえさん」への道を選んだのです。狭き門、就職の年に募集があるかも分からないのに…。そして、高2の冬、音大への受験準備を始めました。無謀ですね…親もなぜ止めなかったのか…

それから、声楽のレッスンとピアノ・楽典・聴音のレッスンに週に1回通うようになりました。受験まで時間もないので、試験に合格するための音楽漬けの毎日が始まりました。音大の受験科目は、主に専攻実技(私の場合は声楽)・副科実技(ピアノ)・楽典・聴音・国語・英語…こんなところです。

声楽専攻の実技課題には、課題曲を数曲と音程などを見るコールユンブンゲン、初見で渡されるものを歌う新曲視唱などが含まれます。音楽が得意・歌が得意と思って生きてきた私は、その鼻をへし折られました。楽譜を見ても歌えないのです。今まで絶対音感があると思っていたのも、半分嘘だと気がつきました。私の音感は、聴き取る音に関しては、絶対音感が働きますが、自分の中に絶対的な音はなく、「ドの音を出して」と言われても出せないのです。ピアノで弾けば音は取れます。練習すれば、課題を歌うことはできます。が、アカペラになった途端、紐の切れた風船のように、音程がずれていってしまいます。新曲視唱は、ひどいものでした。楽譜を見ても、音が頭の中に浮かばず、リズムも大して読めないのです。これを1年で準備するのは至難の業。新曲視唱の課題のない学校を第一志望にしました。事前準備ができるものであれば、なんとか乗り切れるはず。(新曲視唱・初見については、社会に出てから鍛えられるようになります。これについてはまたいつか…)

次に、副科ピアノの課題。これは、小学校の時に厳しい先生にビシバシ教えていただいていた貯金が役立ちました。ブランクはあったものの、副科の課題として出されているものレベルなら、弾くことができました。楽典は、音楽の文法のようなもの、教科書があり、まずそれを勉強し、問題集をひたすら解く。自分の興味のある分野なので、学校の勉強よりも面白く、コツコツと勉強できました。

大変だったのは、聴音です。私が第一志望とした学校の聴音課題は、「単旋律』と「二声」という2つの課題がありました。単旋律は流れてくるメロディーを書き取ること。二声はト音記号とヘ音記号に二つのメロディーが流れてきて、それを書き取ります。ここでも、子供の頃のピアノ貯金と聴く音に対する絶対音が役立ち、流れてくるメロディーがなんの音なのかは、自然に分かりました。が、それをどう楽譜で書けば良いのかが分からないのです。ピアノの先生に聴音も見ていただいていたのですが、あまりの分からなさに、度々涙していました。週に1回のレッスンだけでは、課題が足りな過ぎ、「聴音CD」というものを購入し、1日5課題、できてもできなくてもとりあえず最後までやる。最後までやったらもう一度最初から…などと決めて、ひたすら反復の毎日でした。

国語や英語に関しては、過去問を解くくらいだったでしょうか…。なんとも特殊な受験勉強ですね。高2に冬から始めるのは、全くおすすめできません。音楽方面に進みたいな〜と少しでも思っていたら、早めに今ついている先生にご相談くださいね!

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